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銀座 (歴史) : ミニ英和和英辞書
銀座 (歴史)[ぎんざ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ぎん, しろがね]
 【名詞】 1. (1) silver 2. silver coin 3. silver paint
銀座 : [ぎんざ]
 【名詞】 1. (1) Ginza (shopping district in Tokyo) 2. (2) (Edo period) silver mint 
: [ざ]
  1. (n,n-suf) seat 2. one's place 3. position 
歴史 : [れきし]
 【名詞】 1. history 

銀座 (歴史) : ウィキペディア日本語版
銀座 (歴史)[ぎんざ]

銀座(ぎんざ)とは、近世日本の政権において貨幣鋳造および地金の買売を担った場所に与えられた呼称である。
== 概要 ==
銀座は豊臣秀吉銀貨の統一に向けて京都の銀吹屋20人を集め大坂常是座(じょうぜざ)を設けたことに始まる〔瀧澤武雄,西脇康 『日本史小百科「貨幣」』 東京堂出版、1999年〕。その他、戦国時代より現れた両替商銀細工師である銀屋(かねや)が各地で極印銀を鋳造し、銀座はこうした業者から成立した。例えば加賀藩では銀細工師集団である金沢銀座があり江戸時代の初期にかけて領国貨幣である極印銀を鋳造した。安土桃山時代頃より、各地の銀山で産出される灰吹銀秤量貨幣として流通するようになり、品位の保証としての極印打ちを行うようになったのが銀座の始まりであり、各地でこのような領国貨幣が製造された。江戸幕府による銀座はこのような銀品位のばらつきを一定品位に統一し取引の円滑化を図る狙いがあった。一方で各地銀座が江戸時代初期まで続いた理由は、銀の海外流出などにより慶長銀が地方まで充分に行き渡らなかったことに起因する。
銀座といえば主に徳川家康が開いた江戸幕府の銀座が知られ、これは徳川家により特許された御用達町人による組織であった。当時の主な流通貨幣のうちの銀貨の鋳造が行われたこと、この場所以外での貨幣鋳造が厳しく取り締まられたこと、などにより「」の名が付けられたと思われる。
広義の銀座は鋳造、極印打および包封を行う常是役所(じょうぜやくしょ)、および座人が会同する銀座役所(ぎんざやくしょ)よりなる。しかし狭義には常是は銀座には含めず、銀地金の買入れおよび、品位に基づく地金の取組みを行う銀座人らによる集団のみを銀座と呼ぶ場合もある。常是役所は京都は湯浅作兵衛の長男である大黒作右衛門、江戸は次男である大黒長左衛門が銀改役となり以後世襲制となった〔日本銀行調査局土屋喬雄編 『図録 日本の貨幣』2巻「近世幣制の成立」 東洋経済新報社、1973年〕〔田谷博吉 『近世銀座の研究』 吉川弘文館、1963年〕。
銀貨の鋳造は常是、銀座人が出張して銀座以外で行われることもあった。明暦の大火による焼損金銀を吹替え明暦4年4月15日(1658年)から江戸城三の丸において慶長丁銀、元禄8年9月(1695年)から本郷霊雲寺近くの大根畑に吹所を建て元禄丁銀が、正徳4年8月(1714年)からは闕所に処せられた浅草諏訪町の材木商栂屋善六の屋敷に銀銅吹分所が建てられ、正徳丁銀を鋳造した〔〔小葉田淳 『日本の貨幣』 至文堂、1958年〕。
慶應2年(1866年)、幕府が改税約書により四ヵ国と交わした自由造幣局設立の確約を受け、慶應4年4月17日(1868年)、維新政府金座および銀座を接収し、同月21日、太政官に設立された貨幣司(かへいし)は旧金座、銀座で二分判および一分銀などを鋳造し、明治2年2月5日(1869年)に廃止された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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